PowerLabシステムは、離体組織実験のデータ収集と分析の分野で広く応用されている。これらの離体組織には、離体筋肉、動脈血管環(条)、子宮組織、輸精管、回腸、結腸、心室筋または隔膜が含まれる。
離体組織灌流システムは、PowerLab 30シリーズのデータ収集分析システム、ブリッジアンプ、張力センサー、離体組織灌流装置、Chart専門版ソフトウェアから構成されている。複数の刺激電極、変位センサ、組織フックなどを選択的に配置することもできる。
離体組織灌流装置には2つのキャビティ、4つのキャビティ、8つのキャビティの3つのモデルがある。各組織灌流装置は、組織チャンバ、予熱蛇行管、ガス拡散器、組織固定器、マイクロマニピュレータ、ポンプ、温度制御器などの部品から構成されている。
組織チャンバは4種類の任意の容積(5、10、25または50 ml)を有し、これは予熱蛇行管と同じ温度制御を有する柏スペックス有機ガラス製の水浴槽に配置されるように設計され、これによりチャンバ内の温度を一定に保つことができる。
組織灌流装置は丈夫、コンパクト、一体化、及び機械振動妨害を低減するなどの設計特徴を有する。各組織チャンバには独立して調整可能なガスディフューザがある。一結合式電子弁は、組織チャンバ内の液体を同時に又は単独で排出又は再灌流することができる。
Chart Professionalソフトウェアに含まれているDose Response(Dose Response)モジュールは、Chartが記録した離体組織の実験データをオンラインまたは非オンライン状態で自動的に解析し、相関グラフを描画することができます。